「進撃の日田(しんげきのひた)」大分県旅行記(その2)日田駅のリヴァイ兵長の銅像、産業振興観光センター、かっぱ橋、咸宜園など。
大分ドライブ旅行記「進撃の日田」その2
進撃の日田カフェ(記事はこちら)にて腹ごしらえをしたのち、早くも市内中に張り巡らされている「AR(拡張現実)」の巨人やキャラ達を集め始めます。
日田市といってもかなり広いため、一泊二日では全て回ることは不可能。
これは凄い!日田市全体を使っています。
ただ、イラスト準拠なので(機種に寄るのかもしれませんが)、画角によってはぺらっぺらに見えることも多くそこはちょっとだけ残念。「AR」と相性のいい「3Dモデル」でも良かったかもしれません。
私のiphoneSEだと、2DのARは縦長に写ってしまいました・・・。3Dだったら普通に見れるので、問題ないんですけどね。
特に「巨人」は「3Dモデル」がぐりんぐりんに動いてこちらを踏み潰しに来るくらいで丁度いいと思いますね。全部イラスト静止画だったのはちょっと残念。
少し前に延岡で開催された「恐竜AR展」では見上げる様な巨大な恐竜がずしんずしんと迫り来たり、足元を走り抜ける小さな恐竜まで3DCGで再現されていました。
まだまだ向こう10年はこのイベントは行われると思いますので、観光予算で是非バージョンアップを!そしたらまた行きます(^^。
3D希望!!動く巨人を見たいなぁ。
日田駅:「リヴァイ兵長」のブロンズ像
「日田駅」前には、クラウドファウンディングで建立された「リヴァイ兵長」のブロンズ像が!
実在の偉人でもないアニメ(漫画)キャラの銅像が公共交通機関の前に堂々と建っているのはなかなか凄い光景です。
常に多くの人でにぎわっていました。
特に「腐女子(決めつけている)」三人衆は、兵長の脚に抱き着いて写真を撮ったりとやりたい放題で大変結構でした(^^。
兵長の脚にファンの女子たちが抱きついての記念撮影・・・。足の触り方が怪しげで大変結構でした。笑
地域産業振興センターのパネル
「日田玖珠地域産業振興センター」というお堅い名前のお土産物屋さんの中にもパネルだらけ。
ここで「咸宜園(かんぎえん)」を知ります。
ハンジさんが「地元の偉人の咸宜園にも是非行ってね!」とパネルで宣伝してくれていましたので。
…実際は、そこにもARがあるからなんですが。
この「AR」というのは本当に素晴らしいアイデアです。
というのも、物凄く辺鄙(へんぴ)なところにある「地元民でも知ってるか知らないか」レベルの場所にも設定しておけば、観光客が歩いてでもそこに行くからです。
かっぱ橋周辺の景観に感動
感動したのが「かっぱ橋」という非常に小さな木製の橋。
「本当にここなの?」と思えるほど小さな路地を抜け、川のせせらぎを聞きながら歩いた先に確かにありました。
本当に美しい景色に、雄大な川。
山の中なので、海に流れていく淡水の美しいこと!
観光地化すらされておらず、かなり遠くのコンビニに車を停めて歩いて行ったのですが、その甲斐があったと断言できますね。
そろそろ日が傾き始め、チェックインの時間が迫ります。
咸宜園(かんぎえん)
恐らくこの夜最後のARポイントで、ハンジさんもお薦めしてくれていた「咸宜園(かんぎえん)」に。
不勉強で知らなかった「廣瀬淡窓(ひろせ・たんそう)」の業績に触れることが出来ました。
ふらふらと敷地内を歩いている二人を見つけてやってきて解説してくれたおじさまに感謝です。
豆田町でゆったり宿泊
そして、愈々(いよいよ)諌山先生の通っていた学校があるという「豆田町(まめだまち)」へ。
宿泊したのは「風早(かぜはや)」というホテル。
豆田町の観光は、10時ー17時くらいで夜はお店が開いてないようです。夜はゆったりと宿泊できるところにしてみました。
高級ホテルで、部屋も6つしかありません。にも拘らず早目に予約しておかないとすぐに部屋が埋まってしまう大評判のホテル。
「とりあえず眠れればいい」駅前のホテルに比べれば「かなりお高め」ではありますがこれが大正解!
部屋が広いこと!
奥に大きなベッドが二つあり、手前にも同じくらいのスペースが!
冷蔵庫やテレビは扉を開かないと出てこない仕様で、日常の雑事を忘れてゆったりしてもらおうという心遣いを感じます。
「ゲームマーケット」で東京への弾丸ツアーもしましたが、その時はビジネスホテルだったので「壁が迫って来そう」な部屋で、床にカバンを広げることも出来なかったのですが、それとは全く違います。
ビジネスホテルとゆったり過ごせる高級ホテルは、つくりが違いました。広々してると疲れのとれ方も違いますね!
夕食も「夢みたい」に美味しく、大満足。
予約時に、食事の好みや、食べられないものなど伝えておくと、メニューをアレンジしてくレます。
お酒も美味しすぎてちょっと飲み過ぎてしまったくらい。
お風呂も流石は大分県だけあって快適。しかも、「家族で貸し切り」仕様!
ちゃんとお湯も熱々!!
窓を開けて露天風呂の風情を楽しむことも出来ます。サウナ施設こそありませんが、そういうのはよそに行きましょう(笑。
お部屋は和風(とても落ち着く雰囲気!)なのですが、寝床はふかふかのベッドで寝心地は最高!
ぐっすり眠れました。
旅行2日目は、おかげ様で目覚めはスッキリ。
朝は貸切でなく、男湯、女湯に分かれて温泉に入れるので、朝風呂も楽しみました。
朝食も正に「山海の珍味」に舌鼓を打ちました。
朝食も手が混んでいて、どれも美味しかったです。おひつに入ったご飯って美味しいんですね。料理の説明も丁寧にしてくださいました。
美味しいコーヒーと共にラウンジでゆっくりと画集を眺めるなど、実に贅沢な時間。
このラウンジには、グラスに氷、冷蔵ケースに地元のお酒などもおいてあり、後払いで自由に飲めるようになっていました。自販機はホテル内になく、ジュースなどもここのケースにあります。機械などの人工的なものを目につくところに置かないようにしてるのでしょうね。
ラウンジ内の本棚に、何故か「AKIRA」全巻が並んでいたのは大友克洋の絵がアートっぽいから?
日田市を観光先に選んだ理由の大半は「進撃の巨人」が目当てだったのですが、それ以外も大満足でした。
戦争中に空襲をうけなかった「豆田町」は多くの古い建物が現存しており、それらを眺めて歩くだけでも心が癒されます。
地元の「味噌・醤油」店にもちゃっかり「進撃の味噌」みたいなコラボ(?)商品が並んでいるのも最高。
消火栓が黒く塗られていたり、交番や銀行まで瓦葺(かわらぶき)の古風な建物に収まるほど景観を最大限尊重した町づくりと運営には感服しきりです。
あちこちの表札や工事現場の看板などで「諌山」という苗字を目にしたので、この辺りの地域ではポピュラーな苗字なのでしょう。
ということで、初日に行けなかった「進撃の巨人ミュージアム」へ。
旅行記その3へ続く・・・。