映画「マッドマックス怒りのデス・ロード」劇場で観た時の思い出と感想 ※ネタバレあり
「オタク夫婦の感想日記」今回の感想は、ぶらっくうっどが書いてます、よろしくお願いします!!
この記事は、文章読むのが遅い妻のカイミでも、2分ほどで読めます。
映画「フュリオサ」が公開されたので、まずは「怒りのデス・ロード」の思い出とネタバレ感想を書きます!!
内容にも触れたくない・少しもネタバレしたくない方は、「こんな人にお勧め」以降は映画を観てからどうぞ!
こんな人にお薦め!
- 面白い改造車が見たい人!
- 濃いキャラクターの悪役が見たい人!
- アクション映画好きの人!
- 漫画「北斗の拳」が参考にした世界観を楽しみたい人!
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の衝撃
「怒りのデス・ロード」を映画館で観た時の衝撃!
熱心なマッドマックスファンという訳では全くありませんでした。
映画を観た当日は、とある「国家試験」で別の県に泊まり込んで、翌日に仕事関係の研修を受けるという強行スケジュールにて某県に泊まり込みます。。
試験が終わった後、軽い夕食を摂ってなんと「夜9時」からの上映というニューヨークスタイルで鑑賞。これが2015年のお話です。
当時、映画公開からだいぶ経ってて、このタイミング逃すと田舎では観れないだろうと、私が他県についていって、無理矢理に連れてきました・・・
2時間の映画ほぼ全てがクライマックスシーンみたいな頭のおかしいレベルの超絶猛烈アクション映画。
余りにも凄すぎて、カップホルダーに置いてあったジンジャーエールが全ての氷が解けて半分水になる状態で放置されたまま映画の最後を迎えたくらいです。
私のセブンアップも、飲み忘れて、氷が溶けてうっすい飲み物になってました・・・これは初めての体験でした・・・
大抵の映画では退屈しのぎにごくごく飲んでは最初の10分で飲み干してしまい、氷をバリバリ食べて眠気をこらえたりするもんですが。
とにかく直後に「凄い!ヤバい!」くらいしか感想が出てこない歴史に残る映画です。
翌日に「ジュラシック・ワールド」を「iMAX3D」で鑑賞したのですが、見終わった後に出た感想の第一声が「いやーマッドマックス凄かった」でしたから。
とにかく目に飛び込んでくるビジュアル全てが衝撃的。
白塗り坊主頭軍団ウォー・ボーイズ。
「容貌魁偉」とはこの人のためにあるインパクトありすぎのカリスマ悪役イモータン・ジョー。
目力のある美人が焼き印+坊主頭+頭の上半分が真っ黒なウォーペイントに加えて隻腕にメカニカルな金属製の義手というパンクなフュリオサ。
そこに加えて叩きすぎてその部分が真っ黒になってるウォー・ドラム隊を率いる火炎放射器から炎を吹き出すギターをかき鳴らすコーマドーフ・ウォーリアー。
こんなんが次々に襲い掛かってきてただただひたすら行われる「追いかけっこ」。
途中に出て来る「異種族」も絶対に車検には通らなそうなトゲトゲ車に他に何の使い道があるんだか分からない巨大なノコギリ・アームを駆使して襲い掛かってくるというトンデモなさ。
ヤマアラシ族とイワオニ族のインパクト・・・
しかも、「マッドマックス怒りのデスロード」が凄いのは「そこは省略するだろ」ってところをまったく省略しないこと。
ネタバレ感想「怒りのデス・ロード」のすごいと思ったところ!
もう書いてしまいますが、一旦「安住の地」に辿り着いたと思ったらなんとそこから、「敵のラスボス」がいた「砦」に引き返すというのです。
普通はここで「俺たちの戦いはこれからも続くのだ!」…で終わりそうなものです。
実際「そういう映画」を山ほど見てきました。
これは予算規模がどうこうというよりは、「撮ってる側の精神的スタミナ」みたいな話です。
「ま、こんぐらいでいいよね?」という感じというか。
私もこの辺でエンディングテロップ見ながら席を立つ心の準備をし始めたものです。
ところが、全然終わらないのです。
フュリオサ一行が砦に引き返しているのに気が付いたジョー軍団は、再び追跡を開始します。
ここで居眠りしてるコーマドーフ・ウォーリアーや人喰い男爵、鼻歌を歌っているイモータン様が何気に可愛かったりする・・・
よく「追いかけっこ」いいますが、巨大な荷台を積んだままのウォー・タンクはあっという間に追いつかれてしまいます。
そこからあれだけビビり散らかした映画前半にも匹敵しそうな…いや、後半から登場する「棒部隊」によってあの前半を更に超える凄まじい大バトルが始まるのです。
これがまあ、凄いのなんのって!
ネタバレしてしまいますが、ジョーを倒し(殺し)た一行はそのまま新しい砦の支配者になるであろうことを暗示させつつ、去っていくマックスと視線を交わすフュリオサ…というところで映画が終わります。
「100点満点で5億点」と言われた稀代の傑作はこうして映画ファンの熱狂と共に幕を閉じました。
「怒りのデスロード」を観た映画ファンの、その後・・・
「マッドマックス怒りのデスロード」を観た映画ファンのムーブは決まっていて、しばらくの間この映画の話しか出来ません。
何度見ても同じように興奮するし、「今度こそ危なかった!」みたいな訳の分からん感想まで言う始末。
ただ、熱狂的なファンが劇場にしつこく通いつめ、有名な「立川シネマシティ」での「爆音上映」という形式まで生み出してしまったこの映画ですが、興行的には全く振るわず、年間ベスト30位にすら入りません。
あんなに面白いのにねー・・・
かの「失敗した漫画の実写化作品」の代名詞ともなっている「実写版進撃の巨人」の1/10以下なのです。
これは映画界の七不思議とすら言いたくなる現象で(残りの六つは知らん)した。
とはいえ映画ファンの評価は揺るぎないものがありましたし、アメリカアカデミー賞でも少なくない部門賞を獲得したこともありファンたちはその留飲を下げていたものです。
そして、紆余曲折あって2024年に「前日談」となる「マッドマックス:フュリオサ」が公開されたのです。
待ってました!車で往復6時間の4DX劇場に観に行くぞーー!!