1.MANGA
PR

映画「岸辺露伴ルーヴルへ行く」感想・途中からネタバレ考察(カイミ)

kaimi
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

映画「岸辺露伴ルーヴルへ行く」の感想です。

記事はカイミが書きました。よろしくお願いします!

スポンサーリンク

映画「岸辺露伴ルーヴルへ行く」はこんな人におすすめ

  • ミステリーやサスペンスが好きだ!
  • ホラーテイストの奇妙な話が好きだ!
  • 高橋一生さんのファンだ!
  • 漫画「ジョジョの奇妙な冒険」で好きなキャラは、岸辺露伴だ!
カイミ
カイミ

私は岸辺露伴が一番好きなキャラなのが映画を観る理由1番!それを完全再現した俳優の高橋一生さんに感動したのが2番目です!高橋一生さんも、岸辺露伴好きなんですよ。

ぶらっくうっど
ぶらっくうっど

バラエティ番組で、高橋一生さんが「ハイウェイスター(ジョジョの奇妙な冒険4部ダイヤモンドは砕けない、に登場するスタンド)」というワードをサラッと出してきた時は「む、わかってる」と思った。

いきなり映画だけ観ても楽しめそう?

 結論から言うと、楽しめます。

 ・・・が、細かいところまで楽しむには、NHKで放送されていた「岸辺露伴は動かない」シリーズを観ておかれると、もっと楽しめて良いかと思います!Amazonプライム等でも観れますよ。

 ドラマ版のおすすめは、シーズン1・1の「富豪村」、2「くしゃがら」です。漫画原作、アニメの「富豪村」も大好きですが、この実写版の「富豪村」も良くぞ漫画の世界を再現してくれた!感動の作品で、ぜひ観て欲しいです。

created by Rinker
¥5,354 (2024/11/21 19:17:12時点 楽天市場調べ-詳細)

「岸辺露伴ルーヴルへ行く」原作漫画について

ジョジョの奇妙な冒険のスピンオフ漫画

 この映画は、漫画「ジョジョの奇妙な冒険(公式サイト)」

・・・のキャラクター「岸辺露伴」のスピンオフ漫画「岸辺露伴ルーヴルへ行く」が原作です。

ルーヴル美術館でBD(バンド・デシネ)として発表された作品

 この作品は、2009年にフランスのルーヴル美術館のマンガプロジェクト(フランス語圏では漫画のことをバンド・デシネ(BD)と言います。アート系の作品が多いです)の第5弾として発表されたもの。

 フランスではBD(バンド・デシネ)は「第9の芸術」として捉えられており、2005年からBDを通してルーブル美術館の魅力を発信するプロジェクトを展開していました。

 その後日本では、2016年に東京・森アーツセンターギャラリー『ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」』で展示されました。

 この「岸辺露伴ルーヴルへ行く」は、全ページフルカラーの漫画で、荒木先生独特の色使いが美しいです。

 この原作を読んでいると、物語がもっとわかりやすくなると思います。

「ジョジョ」を読んだこと無い方が、知っておくと良いポイント

 映画を観る事前知識として知っておいたらわかりやすくなるポイントは、この「岸辺露伴」シリーズは、普通の実写ドラマとは違い、ファンタジーもの・「異能バトル」の登場人物。

 この実写版では「スタンド能力(ざっくり言うと、超能力のようなもの)」は、ドラマシリーズでは、「ギフト」と呼ばれていました。(後のドラマでは、そう言わなくなってたかも)

 岸辺露伴の「スタンド能力(ギフト)」は、「ヘブンズ・ドアー」という能力で、その能力をざっくり説明すると「人を本にして、その本に岸辺露伴が文字を書き込むこと」で、その人の意思決定や行動を操れる・・・というものです。

 「ジョジョの奇妙な冒険」劇中でも様々な特殊能力を持った人物がたくさん出てきますが、その中でもランキング上にくる、強い能力を持った登場人物です。

あらすじ・キャストなど

あらすじ

岸辺露伴はかつて若い頃、想いを寄せた女性から「この世で最も黒い絵」の話を聞いた。

それは、「最も黒く、最もこの世で邪悪な絵」だという。

時がたち、その「黒い絵」がルーブル美術館にあると聞いた露伴は、取材のためにルーブル美術館へ行く。露伴がそこでみた「最も黒い絵」とは・・・。

映画公式サイト

キャスト

岸辺露伴(特殊能力を持つ漫画家) ・・・ 高橋一生

泉京香(露伴担当の編集者) ・・・ 飯豊まりえ

奈々瀬(「黒い絵」の話を聞いた女性) ・・・木村文乃

岸辺露伴(青年期) ・・・ 長尾謙社

辰巳隆之介(ルーブル美術館調査員)・・・安藤政信

エマ・野口(ルーブル美術館職員) ・・・ 美波

監督

 監督は、渡辺一貴さん!

 私の大好きな、超ビタースィーツ(柴咲コウ主演で「スイーツ大河?」・・・と油断して見ていると、とても内容がビターで過酷な展開でハラハラして面白い)大河ドラマ「おんな城主 直虎」の監督でもあります。(大河に高橋一生さんも出演していましたね!)

 TVドラマ「岸辺露伴は動かない」シリーズの監督でもあり、TVシリーズも最初の「富豪村」の見事さに感動し、「何があっても絶対みるドラマ」の一つとなり、年末の楽しみになっていました。

 なので、年末のドラマで編集者の泉京香が「ルーブル」と言った時は、「来年は『ルーブルへ行く』か!」と思ってたら、何と、映画化!!!

 これは絶対面白い、TVドラマとは違うはず。

 劇場で観るしかない!と足を運びました。

映画「岸辺露伴ルーヴルへ行く」感想

 実は、原作漫画の「岸辺露伴ルーヴルへ行く」をだいぶ前に読んだ状態で、ほとんど内容を忘れて観に行ったのですが、とても楽しめました!

原作漫画との違い

 漫画原作だけだと、2時間弱の映画にするのは短いので、随所にシーンが加えられています。

 特に良かった所はドラマシリーズにもいえることなのですが、漫画原作では最初「富豪村」にしか登場してなかったウザ可愛い編集者・泉京香が露伴先生と一緒にルーブルへ行ってる所ですよね!

 映画を観ると、ある意味では泉くんが一番チート(無敵)キャラかもしれません!?

 なぜかは、映画を観るとわかるので、ぜひご覧ください♩

 あと、江戸時代パートが長くじっくりと描かれているのも良かったです。

 「岸辺露伴ルーヴルへ行く VISUAL BOOK」に書かれてたのですが、原作者の荒木先生も「江戸時代のパートを膨らませて欲しい」と言われていたようです。

 着物姿の高橋一生さんがスクリーンに登場したとき、「おんな城主 直虎」を思い出さずにはいられませんでした(監督も一緒の方ですし!)。

 ただ、そこに映るのは、明らかに大河ドラマとは違うキャラクター。

 プロだから当たり前なのでしょうが、そこには、かつて幸せだった絵師の姿があり。

 江戸時代パートは終盤のシーンなのですが、とても心温まるシーン・・・そして哀しい物語で・・・とても良かったです。

原作知らないと、ちょっとわかりにくいかもしれない所

 ただ、ちょっとだけわかりにくかったのは、最後の方ですね。

ここは原作漫画やノベライズを読んでる方がわかりやすいかもしれません。

 青年の頃出会い、「黒い絵」の話を聞いた露伴の想い人・奈々瀬さん。

 最後、現在の露伴の所にも登場したりするのですが・・・あえて「ふわっと」させてる感じ!?に見えました。よくよく観てないと「どういうことかな!?」とわかりにくく感じる方もいたかもしれません。

 怪しくも不思議な作品なのですが、観た後の後味は良いので、ちょっとホラー表現はありますが、怖いのダメな人でも観れると思います。

 映画館のスクリーンで楽しめて良かったです!

 年末までNHKの放送を待っても、ソフト販売のからみ等を考えると、まだ放送が先になるかもしれませんよ?

 ぜひ劇場へ観に行きましょう!!

!注意! 以下、ネタバレ感想とちょっと考察

 以下はネタバレ感想なので、ネタバレが嫌な方はここで読むのを止めてくださいね。

 それでは、ネタバレ感想です。

岸辺露伴が自分を本にして書き込んだシーンについて

 最後、露伴先生が自分の体の一部を本にして、記憶を消すと書き込み、その前に手(能力で本にしてない生身の体)に、顔をこすると書き込むことで本に書いた記憶を消すというのをこすり記憶を取り戻すパート。

 原作者の漫画家・荒木飛呂彦先生は映画「メメント」がお好きなんだろうなーと思いました。

 漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第6部ストーンオーシャンにも、体に文字を書き込む話がありましたよね。

奈々瀬が青年・露伴の絵(漫画)をズタズタに切り裂いたわけ

 漫画原作だとわかりやすいのですが、これは「黒い絵」の呪いに負けないように、奈々瀬さんが考えてしたこと。なので、絵(漫画)を切り裂いた後、泣きながら謝っていたのです。

 あの時、奈々瀬が漫画を切り裂いてなければ、「初恋の想い」を断ち切れず、「黒い絵」に描かれた奈々瀬に触れて、絵の怨念に負けて力つき果ててしまっていたでしょう。

 奈々瀬は、わざと嫌われることをして、露伴を危険な目に合わせないようにしたのだと思います。

「最も邪悪な黒い絵」と山村仁左右衛門と奈々瀬さんの関係

 山村仁左右衛門(やまむらにざえもん)が描いた「黒い絵」に描かれた女性は、実は「奈々瀬」だったのです。

 漫画原作を読んでると解るのですが、映画だけだとちょっとここがわかりにくい表現でした。

 奈々瀬さんは、300年前の絵師・山村仁左右衛門の妻で、旧姓は「岸辺」、つまり岸辺露伴のご先祖様。

 ・・・ん??

 ということは、青年の露伴がみた奈々瀬さんは、まぁ「人間ではない」ですよね。

 地縛霊のような、ものだったのでしょうか。

 山村仁左右衛門の描いた「黒い絵」に描かれた奈々瀬さんの絵は、300年の間、様々な人を殺すほどの怨念のある絵で、その「呪いのこもった夫の絵」を何とかしたかったのでしょう。

 そこで、岸辺家の子孫のなかでも「特殊能力」があり、漫画家志望なので「最も『黒い絵』に興味を持つであろう」露伴の所へ現れた。

 もしかすると、100年、200年と岸辺家の子孫の人に「黒い絵」の話をしても、興味を持ってもらえなかったのかもしれません。

 その「呪い」が解消されたら、地縛霊のように地上に留まっていた奈々瀬さんも成仏され、姿がなくなった(成仏された)のではないでしょうか。

奈々瀬さんが本になったのはどうして?

 倉庫にあった黒い絵が襲ってくる場面で、山村仁左右衛門は幽霊なのでスタンド能力が使えず本にできなかったですよね。

 そして、最後に登場したおそらく幽霊?の奈々瀬さんはなぜか本にできたのは、露伴がスタンド能力を使ったのではなく、奈々瀬さん自らが過去のことを見せてくれたのではないでしょうか(本になったのも自らなのでは)。

 青年露伴は、最初は奈々瀬さんを本にしようと思って、ためらい、スタンド能力を使うのをやめてましたので、露伴が勝手に奈々瀬さんにスタンド能力を使うことは・・・しないのでは無いかと。

 こういう、「視聴後の想像が膨らむ」作品って、楽しいです。

 映画を観た後も、VISUAL BOOKやノベライズも読み、色々と想像を膨らませて楽しみました。

 皆さんは、どのシーンが記憶に残りましたか?

 以上、感想&考察でした。

カイミ
カイミ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

Xからの読者コメントをお待ちしています。
ブログ更新の励みになります!
スポンサーリンク
ABOUT ME
kaimi
kaimi
お絵描き好き
漫画好き夫婦の感想ブログ「遊星からのブログX」です。お絵描き好きの妻(カイミ)と、オタク第二世代&こじらせオタクな夫(BW・ぶらっくうっど)、猫2匹と暮らしています。語りたくなる漫画・映画等のおすすめ作品と、iPad、PC便利グッズなどをご紹介していきます。
記事URLをコピーしました