森田まさのり先生初のホラー漫画「ザシス」1巻の感想(カイミ)追記で2巻の感想も
「ザシス」何冊か出て、まとめて買おうかなー・・・。と思ってたら、妻のカイミさんが買ってた。
「ザシス」まだ1巻しか出てないのですが、面白かったです!皆さん、まとめて購入でなく、1巻から出るごとに買ってください!コミック売れないと、続きが読めなくなるかもですから、応援しましょう🎵
記事はカイミが書いてます、宜しくお願いします。
漫画「ザシス」はこんな人におすすめ
- モダンホラーが好きな人!
- サスペンスが好きな人!
- 「べしゃり暮らし」の森田まさのり先生の、違う一面を見たい人!
漫画「ザシス」概要・あらすじ
「ろくでなしBLUES」や「ルーキーズ」「べしゃり暮らし」の森田まさのり先生が初めて描くサスペンスホラー漫画。
ヤングジャンプコミックスより第1巻が2023年4月23日に発行された。
余談なんですけれど、「本にやさしいはがせるテープ」がこの本にとめてあって。そっと剥がしても、帯が破れちゃいました・・・。この帯の紙質(ざらざらした紙)、要注意です。
漫画「ザシス」あらすじ
中学教師の山内海(やまうちかい)は、放課後にホラー小説を読む程のスティーブン・キングのファン。同僚からは、ちょっと変わった人・・・という印象のようだ。
そんな山内はある日、殺人事件のニュースを目にする。殺されたのは鈴木侑己(すずきゆうき)、中学時代の同級生だった。
数日後、山内の恋人で新人編集者をしている八木沢珠緒(やぎさわたまお)は、公募小説の落選作「ザシス」を読んでいた。
小説「ザシス」の作者は佐伯遥人(さえきはると)。いじめっ子に復讐する話で、八木沢珠緒は当初はつまらない・・・と途中で読むのをやめていた。
山内らと話すうちに、事件と酷似した内容が描かれた作品「ザシス」は事件と関係があると考えた八木沢は、続きを読もうとするも、他の作品に埋もれたのか、間違って捨ててしまったのか・・・何処かになくしてしまった。
小説「ザシス」の作者・佐伯は、子供の頃に鈴木らにいじめられていた。そして、いじめられていた旧友(鈴木など)に復讐する内容だった、この小説どおりに事件が起こっている。
八木沢の記憶では、確か小説の続きは、「旧友に同窓会の案内を送る」・・・となっていた。
そして、旧友に同窓会の案内状が届き・・・。
小説「ザシス」の続きがどうなっていたのかわからないまま、迫りくる惨劇・・・!!
漫画「ザシス」感想と、ちょっと考察?
コメディ表現が印象的な森田先生が描く、新たな一面
M-1グランプリに出場する位「お笑い」が好きな森田先生
「ろくでなしBLUES」や「ルーキーズ」「べしゃり暮らし」の森田まさのり先生は、これまでコメディ表現が多く入る作風の漫画を描いてきました。
その中でも、「べしゃり暮らし」は「漫才師の漫画」を描いています。劇中「M-1グランプリ」のような大会の予選があったり、実際にいる芸人さんをイメージして描かれたキャラクターが出てきたりします。
私自身それほどお笑いマニアではないですが、「M-1グランプリ」は、毎年リアルタイムに視聴できるように、仕事や家事のスケジュールを組む位には好きです。
この漫画を読んだら、こんなにお笑いが好きだったんだなぁ、というのをひしひしと感じられます。
夫が持ってる「べしゃり暮らし」全20巻を10日ほどで一気見しました。とても読みやすくて、泣けて、面白かったです!
*このブログでも、夫のBWが「漫画『べしゃり暮らし』全20巻感想」(重要なネタバレは無し)を紹介してますので、宜しかったらご覧くだだい。
子供の頃見て怖かったホラー映画も、思い返してみると・・・
お笑い好きな人は、割と・・・ホラーも好きな人が多い印象あります。
「お笑い」が好きな森田先生が、「ホラー」を描くのも、何となく・・・納得。
私は、残虐シーン多めなホラー映画は苦手ですが、有名どころのホラー映画は、結構好きで見ています。
例えば、サム・ライミ監督のホラー映画「死霊のはらわた」は、表現が度がすぎていて、笑っちゃうのです。
子供の頃だったら怖いかもしれませんが、大人になってみると、「現実で、こんなには・・・血が出ないでしょ?」、という位に血が出たり、表情など誇張しすぎていて、現実味がなくて・・「笑っちゃうほど、面白い」のです(余談ですが、このシリーズ、続編も大好きです)。
そして、かつて子供の頃に映画を観て怖かった、フレディやジェイソンも時代と共にキャラクター化していきました。
そして、日本映画「リング」。呪いのビデオをみると・・・という有名なホラー映画(色褪せない名作‼︎)ですが、これに登場する貞子も、今やキャラクターのようになってしまいました。
あの貞子が「画面から出てくる」のって、映画の世界でハマって見ると、ギリギリ怖いけれど、冷静になって、改めてみると、「奇妙すぎて笑ってしまうほど、面白くもある」のです・・・。
怖すぎると、笑う(泣く)しかなくなる?
また、本当にすごーく怖くて、怖くて・・・となると、笑いしか(または泣きしか)出てこなくなったりするものかもしれません。
心理学の専門家ではないので、私個人の感覚的なことかもしれませんが。
今、まさに、⚫︎ぬかもしれない、と想像してみると、平常心でいられるでしょうか。
感情がバグって、自分でも思いもしない反応をするかもしれません。
漫画「ザシス」1巻、コミカルなシーンもありつつ「ちゃんと怖い」
コミカルなシーンが入りながら「迫り来る惨劇」が徐々に描かれ、怖いシーンがより怖い!
森田先生の絵って、発音通りの口の形をコマで描いているので、叫んだ時とか、恐怖に慄く時の表情が、臨場感ありまくり!です。
劇画タッチな絵が、現代劇のモダンホラーを描くのに良くて、犯人であろう人が被っているマスクとか、すっごく怖い。
まさか森田先生の絵で、こんな怖い表現がみれるとは・・・と感動しました!
スティーブン・キングの「呪われた町」を主人公がとてもおすすめしてた
冒頭、主人公の読んでいるスティーブン・キングのモダンホラー小説「呪われた町」は、はっきりとタイトルと表紙がわかるように表記されており、同僚の先生に「小説読んでみてください!」と言ってました。
作者名が出ているので、これは「どんな話か、調べてみてね🎵」という作者様からのメッセージ!?
ということで(読んだことないので)調べてみると、
吸血鬼ものの
お話でした‼︎
と、いうことは・・・?
吸血鬼やソンビなど(死者が蘇る的な?)・・・。
「ザシス」でも、出てくる!
・・・ということですかね!?
1巻の最後まで読むと、
ついに?出るのか!?どうなのか?
・・・という所で、続くー!!
クリフハングが、うまーい!
面白かったです!続きが早く読みたい。
これ以降は、ネタバレ含む疑問点なので、ネタバレ嫌な人はご注意ください。
!ちょっとだけネタバレ注意!:私が1巻を読んだまでの疑問点
・「ザシス」で起こる連続殺人犯は、同一人物なのか?
・小説「ザシス」は、途中で読むのをやめた後、ゴミ箱に間違って入ったように見えたが・・・?それとも間違ってゴミ箱に捨てたのを、誰かが持ち去ってないか?
・小説「ザシス」を書いたのは、いじめられていた佐伯遥人だったのか(名前が書いてあるからと言って、本人とは限らないし・・・)?
・出版社にメールを送ってきていたのも、佐伯遥人だったのか?(メールアドレスはharu-KS・・・と名前をもじったようなアドレスだったが・・・?果たして?)
・そもそも、⚫︎んだと思われている人は・・・そもそも⚫︎んでいるのか??
皆んなが怪しく思えてくるー!!あまり先を考えすぎず、物語に身を委ねるのが楽しいかも。
追記:2巻も読みました!
登場人物はひととおりでたようです!3巻が早く読みたい!
・・・登場人物がひととおり出たとはいえ、この漫画、ミステリーではないので、1ー2巻までに出た方が犯人とは限らないんですよねー。
ミステリーだったら犯人の予想もするのですが、ホラーですから、どういう感じのホラーになるのかな?と楽しみです。
3巻で完結のようですので、クライマックスに向けての準備が2巻で整った・・・という感じで、続きが気になる!
佐伯遥人と名乗る人物が、ハガキで同窓会に当時の先生や同級生を呼んで、その会場で恐ろしい映像が流れてさぁどうなる?・・・というところで2巻は終わり。
怪しいなーと思ってた人が、実はそうでもなかったりして、じゃぁ、同窓会に皆を呼んだのは誰??
まだまだ謎は深まるばかり。
早く続きの3巻が読みたいです!