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山口つばさ短編集「ヌードモデル」の読み切り「神屋」とは?考察・ネタバレ感想(カイミ)

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神屋
カイミ
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短編集「神屋」のラスト、初見では意味がよくわからなかったので、何回か読んでみて考察してみました。

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山口つばさ先生の読み切り漫画「神屋」とは?

読み切り「神屋」はどこで読めるか

単行本で読む場合:山口つばさ短編集「ヌードモデル」に収録

山口つばさ先生の読み切り「神屋」は、単行本の短編集「ヌードモデル」の最後に前編・後編で収録されています。

WEB漫画で読む場合

・講談社の漫画WEB(アプリもあります)コミックDAYSでは、ポイントを購入して読むことができます。

読み切り「神屋」を無料で読めるところはあるか

・読み切り「神屋」が無料で読めるところは2023年4月現在はなかったので、アプリで購入か、単行本を紙の本か電子書籍で購入する方法になります。

短編集に収録された3つのお話について

短編集「ヌードモデル」には3つの読み切りが収録されています。

最初の読み切り「ヌードモデル」について

短編集の表題にもなっている最初のお話「ヌードモデル」は、罰ゲームで美術に打ち込む女の子を落とすことになった男の子が、話の流れでヌードモデルになり交流する・・・という話。

これは、「ブルーピリオド」っぽいところもあり、楽しく読めました。

ぶらっくうっど
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これは読みやすくて、誰でも楽しめると思う。面白かった。

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2番目の読み切り「おんなのこ」について

2番目の話は、「おんなのこ」。主人公の男の子が「女の子」の声のふりをして録音した音声データで承認欲求を満たす序盤の展開と、後半で事件に巻き込まれた時に交流するクラスの「女の子」、主人公から見た「おんなのこ」の印象が、脳内イメージだけの存在から、実在するものとして変わり、最後にどう考え方が変わったのか、・・・が少年の目線で綴られています。

カイミ
カイミ

この2作目もなかなか面白かったです。序盤のコミカルさと、後半の事件に巻き込まれてからの展開が対象的でした。

3番目の読み切り「神屋」について

 そして、これが今回とりあげる「神屋」のあらすじです。

 ざっくりと言うと、ホストに狂っていく自己肯定感の低い女医の転落物語

 その転落物語に加えて「吸血症」のホスト(ホステス)がいるクラブの設定と、はっきりと結末を見せないミステリー仕立ての怪奇譚で、何回も読み返して深掘りしたくなる作品となっています。

ぶらっくうっど
ぶらっくうっど

おすすめされて読みました。確かに「神屋」は最後がわかりにい。

「神屋(かみや)」のあらすじ

 主人公は、成績優秀ながら血が苦手なせいで手術も採血もできない女医・タナカサチ。小さな個人病院(アカミネ医院)に勤めています。アカミネ医院は、一般の子どもから老人まで、風邪などの診察もしているので、内科もしているようです(アカミネ医院の半分位コマに写っている看板には、皮膚科・婦人科という文字は見えます。おそらくこの飲屋街・繁華街に他に病院がなく、色々な診療を請け負っているような感じがします)。

 物語は、この病院に勤務していた女医のサトウ先生が、連絡がつかなくなり1ヶ月後に変死体(失血死)として発見される所から始まります。

 サトウ先生は、生前主人公のタナカサチに、神代町(かじろちょう)にあるクラブ『神屋(かみや)』はキャストが全員バンパイアらしい・・・と話しかけクラブに誘いますが、その時は、主人公はこのクラブに興味を持ちません。

 ある日、タナカサチは院長から(美容サプリや薬?など)配達を頼まれ、警察署やクラブなどに何件か周り、最後の配達先が神代町の「神屋(かみや)」というクラブでした。

 この時、冒頭のサトウ先生の「先生『神屋』って知ってる?」というセリフを思い出します。

 配達しにきただけなのに、予約した別のタナカ様と間違えられて接客スペースに連れ込まれるタナカサチ。

 そこには、ヨハンという人間離れした美しい青年がいました。

 神屋に勤務するキャストは「吸血症」という病気を抱えており、自分で血液を作ることができません。お客から血液をもらう(バンパイアのように歯でちょっと噛んで、そこから血液を吸う)ことで命を長らえているようです。

 お店のシステムとしては、血液半分、お金の会計半分(タナカサチの場合は、一晩で39,000円・血液420ml)支払うようで、血液量からすると、4週間くらいは期間を空けた方が良さそうです。

 タナカサチは、客として通うようになり、最初は分別のある客として振る舞います。

 ヨハンに血を吸われることで血を克服し、自ら患者に採血できるようになり、血を見ても吐き気を催さなくなったりするなど体調が回復していきます。

 ・・・ここまでは良かったのですが、ヨハンに次第に惹かれ、タナカサチはずっと一緒にいたいと願うようになります。

 自分の血液だけでは足りないと、タナカサチは超えてはいけない一線を越えはじめ、ついにヨハンと一緒に過ごせる時間が長くなります(ヨハンに渡す血液が多いほど、ヨハンと一緒にいる時間が長くなる・・・お店の上客になる、と言う店のシステム)。

 ついにヨハンに上客としてアフター(店が終わった後、店外でホストと過ごせるもの)に誘われたタナカサチ。

 ところが、物語は意外な結末を迎えます。

読み切り「神屋」考察・ネタバレ感想

ここからネタバレします!

ネタバレせずに漫画読みたい方はお気をつけください

※おそらくこの作品は、あえて分かりにくく描き、ミスリードを誘う構成になっていると思われます。ラストのネタバレ結末も、私が読んだ主観が入ってますので、ご了承くださいね。

物語のネタバレ結末(私はこうみえました) 

物語は意外な結末を迎えます。

 ヨハンにアフターに誘われ、どきどきしながら店の前で待つタナカサチの前に、いつも医院に来ている警察官が現れ、声をかけられます。

 「ヨハンくんのお客さんだったんすね」と。

 タナカサチは、その時違和感を覚えます。警察官は、なぜ女性化したヨハンを医院へ連れてきた時、この女性が「彼」であり「ヨハンであること」を認識していたのか。

 (ヨハンと警察官って・・・?)

 その違和感に気づいた時には、もう手遅れでした。

 なんと、冒頭のサトウ先生のように、タナカサチも首を切られ、血を流し、息耐えてしまいます。

 (漫画では手元や足元しか写っておらず、誰が直接刺したのか、分かりにくい構図に描いています) 

 そして血を流すタナカサチの前に現れたヨハン。

 仁王立ちで、駆け寄ることもなく、タナカサチをじっと見つめています。

 タナカサチは、「ああそういうことか」と一連の出来事に納得したようで「もったいない」と息絶えました。

 そして最後、クラブ「神屋」で客を待つヨハンの顔がクローズアップされ、ヨハンの顎には、タナカサチと同じ位置(アゴ)にホクロができていたのでした。

 ******

 私は、漫画を読んでいて、こう見えました。

物語ラストを読んだ感想と、ヨハンの体の変化の考察

 怖いですねー。

 吸血症の人は、血を飲んだ相手の姿になることができるそうで。

 そうすると、最後のヨハンの姿のままで、ホクロだけタナカサチと一緒というのはどういうこと?

 最後、見た目が「タナカサチ」になっているならすごく分かりやすいのだけれど!

 部分(ホクロ)だけ、自在にその姿を模倣できるのでしょうか。

 ヨハンの体の変化を見ると、血を飲んだ相手の姿にそっくりそのままに変わっても、次の夜にはまた別のお客さんを接待して、また別の姿に変化しそうですよね。

 劇中でも、クラブで接客する時、小柄な男の子?になってたり(え、今気づいた、もしや子供の血を飲んでるの?怖い!血を飲み尽くして●してるんじゃ・・・)、若い女の子の姿になったり、大人の女性の姿になったり。

変わるがわる別の姿になるので、次に血を飲んだ人の姿になりそうですよね。

タナカサチは上客でお気に入りだったから、ホクロだけ似せて、ヨハンの顔に留めている・・・もしくはタナカサチとヨハンは一体となった・・・とかだったら、少しは救いがあるのか?(ないかー…。)

おそらく、ヨハンにとってタナカサチはお客さんの1人にしか過ぎなかったかも(虚しい)。

最後のホクロも、「おいしくいただきました」という印でしかないのかな、多分(さらに虚しくなってきた・・・)。

次のお客さんの血を飲んだら、ホクロもすぐ消えてしまうのでしょう・・・。

警察官とのつながりの考察

 劇中でのヨハンの姿の変わりよう・・・そして警察官との関わり・・・を思い返すと、背筋が凍りそうです。

 (もしも先ほど話した男の子?を警察官が・・・と思うと、もう、ぞーっとします!)

 警察官の言動がはっきりとつながってなくて、不安定な感じなのもスッキリとせず、何回も繰り返し読んでしまうポイント。

 不穏な展開が魅力的です。

 警察官も、ヨハンに操られている、もしくは警察官自体も、女体化ヨハンのお客さんだったりして!?そうすると、ヨハンに従いながらも、タナカサチに嫉妬したのかもしれません。

 私は、警察官とヨハンはつながりある!と思います。「気になったところを考察!」でどうしてそう思ったのかをまとめました。

 

気になったところを考察!

吸血症について

 実際の症状としてヴァンパイアフィリア(吸血病や好血病とも言われ、自分や人の血を飲みたくなる症状)と言うものもあるようです。

 ですが、この物語の場合は、着想は物語のバンパイアから来ているのかなと思いました。そして、実際にある症状(ヴァンパイアフィリア)も参考にして、「吸血症」と言う病気を設定し、その症例があるホストを創作したのかなと。

 吸血症の人は、血を飲んだ相手の姿になると言うのも面白いですよね。

 そして物語で良く描かれるバンバイアと違うところは、バンパイアは噛んだ相手をバンパイアにしてしまいます。

 対して吸血症の場合は、「吸血症の人の血を飲む」と同じ症状になれるそうです。

 この物語の場合は、自分で吸血症になるかどうか、主人公が選択でき、そしてどう言う結論を出したのか・・・と言うことが描かれています。興味深いですね。

タナカサチを刺したのは?

 決定的な瞬間は壁で隠れて足元しか見えませんが、これはアカミネ医院にいつも来ていた警官(医院内で院長と話していた時にもいた警官、女性化したヨハンを医院に連れてきた警官)で良いと思います。

 警官は他のキャラクターよりも没個性に描かれているので、別な人にも見えるのですが。

 このわかりにくい描き方も、あえてそうしている(わかりにくくしている)ようにみえます。

 再度読み返してみて、タナカサチが最後警官に「今日も神屋ですか」と声をかけられた時に思い出したこと。女性化したヨハンを警官が連れてきた時、どうして警官は、この女性が「彼」であり「ヨハンであること」を認識していたのか。

 その頁を読み、そして女性化したヨハンを警官が連れてきた頁を読み。この2つの警官は同一人物に見えます。

 しかし、冒頭のサトウ先生の検死の時や、アカミネ医院で院長とおしゃべりしていた時の警官は、姿は似ているのだけれど、別の人にも見えるんですよね。

妄想1:警官のジェラシー説。最初から最後まで同一人物としたら?

こうなると、最後の「ヨハンくんのお客さんだったんすね」と言うセリフが違和感があります。

ただ、警官も「神屋」に通っているのを秘密にしているとすると、まぁあるのかもしれません。ヨハンの女性化した姿のファンだったりして。

医院に来てる時に、院長とタナカサチのおしゃべりを知らんふりして聞いてる・・・とすれば、ずっとタナカサチに対して警官は、「ヨハンの客として、ライバル意識を持たれている」可能性もあります。

知らんふりして医院のおしゃべりに参加し、(ヨハンのお客さんだったんすね・・・)と言うのを物語の中盤から心にかみしめて、タナカサチに対して、勝手にライバル意識を燃やしていたりして。タナカサチがお店に行った時に後で来店した、姿を見せてない「上客」が警官だったとしたら・・・?

そしてタナカサチが血のシャンパングラスタワー(狂気の沙汰です・・・)をヨハンにプレゼントした時に、タナカサチが一番の上客となったのに嫉妬したのでは?なんて妄想をしたり。

妄想2:上客のジェラシー説。冒頭と中盤、最後の警官は別の人としたら??

冒頭(サトウ先生の検死の時)と中盤(アカミネ医院でおしゃべりしている)の警官は本当の警官で、女性化したヨハンを連れてきた時と、最後タナカサチを刺した警官は、姿を変えた吸血症の上客かもしれないな、とか考えてみたり。

そうすると、最後の「ヨハンくんのお客さんだったんすね」と言うセリフが「そういうことなのかな(警官になり変わった吸血症の上客)」、とも考えたのですが。

 ただ、そういった展開にするなら、物語の登場人物の誰かが実は吸血症で、警官になり代わり、タナカサチを刺したと分かりやすく見せる必要があると思うので、途中で変わっていると言う考察は、私の行き過ぎた妄想だと思います。

 

院長はミスリードかも

 物語で名前が出てこないので、2つのお団子頭の女性は私は「院長」と呼んでいるのですが。最初この漫画を読んだ時は、院長が怪しそうと思いました。

・院長がタナカサチに「神屋」に運ばせていた長方形の包みのもの(飲み物か?)。

・タナカサチに院長がお使いを頼んだり、残業を頼んだりした時に物語が展開して「神屋」がらみで何かが起こる。

 おそらくこれはミスリードで、院長が怪しいと思わせといて・・・という描き方かなと私は思いました。

というか、こういったミステリー仕立てのお話は、誰も怪しくみえてきます。

吸血症の人は、血を飲んだ人の姿に変わることができるのですから、なおさらです。

最後のセリフ「ああそういうことか」「もったいない」の意味

「ああそういうことか」とは、私は警察官が、冒頭に出てきたサトウ先生も殺したのね、一連の殺人もそうなのね、と納得したのだと思いました。

BWさんは、「ああそういうことか」の解釈は、タナカサチが「私が毎回、血をあげてるのは足りなくて、一気に欲しいということ(こ●されないといけない位、血が足りない)」という意味で言ったことだと思ったそうで。ただ、それだと、最後の「もったいない」が意味がわからないですよね。

ぶらっくうっど
ぶらっくうっど

最後の「もったいない」の意味がよくわからないよ。

「もったいない」とは、私は警官に言っているのだと思います。●してしまうと、一気に血は取れるけれど、それきりになります。

 タナカサチは医者なので、『私なら一般の人から採血の同意書とって、合法的に(もうここでタナカサチもおかしくなってる。借金して貢いでいるよりも悪い)血を集められるし、毎月私の血もあげられるのに、私が死んだらその血も集められないし、たった今、道路に流れている私の血ももったいないし・・・』・・・と思っているのかな、と私は思いました。

ヨハンの本名・店名・町の名前 = ことばあそび妄想

ヨハンの本名「夜神」

病院に来た時にカルテに書いたヨハンの本名「夜神」。

おそらく「ヤガミ」「ヤカミ」と読むのでしょう。

文字順を変えれば「カミヤ(神屋)」となる

「神屋」がある神代町

「神屋」がある場所、神代町(カジロチョウ)という読みは、「かじる」「かじろう」・・・・と、吸血する者がいる場所というのを暗示している、言葉遊び?

全てに「神」がつく

「神屋」も「神代町」も、ヨハンの本名「夜神」も「神」という文字がつく。

 ヨハンはこの街の「夜の神」(ヨハンの思いのままになる街)と化している・・・ということを暗示している?

 「ヨハン」という源氏名も、「神」つながりと考えると。

 聖書の「ヨハネ」に由来する、ドイツ系の名前・・・ と連想されます。

 ヨハネと言うと、「ヨハネの黙示録」が不穏なイメージでこの物語にあっているような。

 「ヨハネの黙示録」・・・著者ヨハネが神に見せてもらった未来の光景を描いたとされています。戦乱や飢饉、大地震など、ありとあらゆる災いが書かれており、審判の様子も記されています。

(山口つばさ先生は、東京藝術大学卒業で芸術に造詣が深い方なので、おそらく宗教絵画にも描かれている黙示録のこともちょっとイメージしてた???のではと妄想したり。)

 この読み切り漫画「神屋」のヨハンくんは、そう言った書物を書いてるタイプには見えませんが、人名や町の名前なども連想していくと、この地域一帯の夜を支配している・・・とも連想されるような。

 ヨハンはその人間離れした魅力ゆえに、周囲を翻弄し、本人も知らないうちに相手を支配してしまうのかもしれません。

まとめ:「神屋」はこんな人におすすめ!

  • バンパイアが好きな人
  • 不条理な物語を楽しみたい人
  • 物語の考察や妄想をするのが好きな人
  • ミステリーや怪奇な話・ホラーが好きな人
カイミ
カイミ

何回も読み返して、答えの出ない妄想をみんなで楽しむのもあり!おすすめです。

紙・WEB・どの媒体で読むのがおすすめ?

 私の結論から言うと、紙の単行本で購入が良いかな、と思いました!

 1つの短編集として、1つ目、2つ目、3つ目と順番に読むと丁度良いので(話数ごとに、深度が深まっていくというか・・・どんどんディープな世界にいくと言うか。笑。)ぜひ順番に読んでもらいたいです。

 紙の表紙の触りごごちが良く装丁も綺麗で魅力的です。

 おそらく自分なりの考察がしたくなり、何回も読み返すこととなるので、触った感じが良いと言うのは意外と大事です。

 他の人にもその場で読んでもらって「感想を言い合いっこ」をすぐしたい時って、紙の本が適してるかなと。

 短編で短い時間で読めるので、漫画好きな同居人や家族やお友達と一緒に何回か読み返してみて、さまざまな考察を話し合いっこするのが楽しいかなと思います!

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お絵描き好き
漫画好き夫婦の感想ブログ「遊星からのブログX」です。お絵描き好きの妻(カイミ)と、オタク第二世代&こじらせオタクな夫(BW・ぶらっくうっど)、猫2匹と暮らしています。語りたくなる漫画・映画等のおすすめ作品と、iPad、PC便利グッズなどをご紹介していきます。
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