e-taxで、初めて令和5年分の確定申告をしてみた感想
感想は、カイミが書いております。
よろしくお願いします。
2月半ばにe-taxで早めに電子申請をしたけど、後が大変だった・・・というお話。
青色申告の方は、「e-tax」か「優良な電子帳簿の保存」で「65万の特別控除が適用」と変わってきてるので、e-taxが必須となりますね・・・。
私も重い腰をあげ、再度、電子申請に挑戦しました!
※令和5年度の確定申告を、令和6年2月15日に、Windowsパソコンでe-tax WEB(電子申請)を行った体験談です。
※そもそも確定申告とは・・・ということを説明した記事ではありませんのでご注意!
源泉徴収されている方は、確定申告でとり戻せるかも
副業で源泉徴収されてる人は、取り戻せる可能性もある
個人事業主の方はもちろん確定申告していると思いますが、副業で確定申告している会社員の方も、法人企業等の取引をすると、報酬から源泉徴収されています。
その源泉徴収が、所得(ざっくりいうと、売上から必要経費を引いた金額)が少ないと、確定申告でとりもどせるかもしれません。
逆に、所得が多いと、源泉されたお金から、戻ってくるお金は少なくなったり、払うことも出てきたりします。
これは、源泉徴収されてない金額が多いと、後で所得税を払う可能性が多いことになります。
どうしても、累進課税(所得が多くなればなるほど、払う税金も多い!)なのでこれは仕方のない事です。
所得税のことが分かり始めると、最初は納得いかないものです。ですが「納税は義務」ですので、私ら国民はきちんとお支払いしますよ。
なので、政治家さん達も払ってもらいたいものです🎵
これまで紙で確定申告してきましたが、初の電子申請!
ネットで電子申請、何回かトライしたけれど、無理・・・
私は昼間は会社勤務、夜と土日は副業で取引先とイラストや漫画やデザインなどの報酬があり、アフィリエイトの収入もあります。昔からの決まった個人客と、法人としか取引しないスタイルです。
これまで確定申告は、紙でしてきました。なぜかというと白申告で簡単だったのと、macを使ってて、電子申請しにくかったのです。
過去のことですが、macでも使えるからとのことで、e-taxのソフトやらアプリやら、色々指定のもの入れても、さっぱり動かず。確定申告のために入れたソフトのせいで謎のエラー表示が出たりで、年に一度の確定申告のために、日常でも不便になり、大変迷惑でした。
毎年、「電子申請が便利!」みたいなことを税務署様がハガキで送ってくるのですが、正直言って、国のシステムが使いにく、会社を休んで税務署に行くか、日曜日などもこの時期(2月中ばから3月15日までの間)だけ特別にもうけられた、確定申告書作成会場に行った方が早かったのです。
電子申請の最終的な決め手は、Windows PCを購入したこと
電子帳簿保存のことや、会計ソフト(マネーフォワードにしました!)入れたこととや、これまで白申告だったのが青白申告始めたこともあり。最終的な決め手はWindowsマシンを購入したので、再度電子申請に挑戦してみようと思ったのでした。
ブログ作成だけならimacノートパソコンでだけで良いけれど、こういう時に汎用性が高いのは、Windowsです。
(imac27インチが出てれば買ったのですが、待てど暮らせど出ないし、今の27インチディスプレイで使えるタイプのmacが高すぎて会計の時の減価償却もめんどくさいので、メインPCは同じスペックでも消耗品で経費にできる、Windows PCにしました。Windowsは普段は便利に使いにくいなと思うことも多々ありますが、汎用性が高いので、使ってる・・・という感じです)
電子申請する前に注意点!と失敗談
もともと「利用者識別番号」を持っている人は注意!
マイナンバーと利用者識別番号を繋げるときに注意
ここが一番の注意点でした。
電子申請してなくても、以前から確定申告書の会場で使ってる16桁の「利用者識別番号」。
これと、マイナンバーカードを上手に繋げないといけません。
電子申請した時には、利用者識別番号を使い電子申請したし、マイナンバーも入れたはず、なのですが・・・?
国税庁からの結果通知メールに誘導され、なぜか新たな識別番号出る・・・
2月14日の時点で早く終わったと思った電子申請にての確定申告。
国税庁からのメールが届きます。
- パソコンから確認する方はこちら
- e-taxWEBから確認する方はこちら
- スマートフォンから確認する方はこちら
・・・というような文言が並び、パソコンから送信したので一番上の「パソコンから・・・」をクリック。してしまったのが失敗の元。
私の場合は、2番目のe-taxWEBから確認・・・だったようで(分かりにくい・・・!)。
マイナポータルと、識別番号がうまく紐付けできてなかったようで、一番上の「パソコンから・・・」を選択し、またマイナンバーでログインするなど、なぜかまた名前などを入力してくださいー・・・となり。
「変更等届出(個人の方用)各種変更 送信結果 受け付けました 〇〇様あなたの識別番号は〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇です・・・」との画面が。
ええーーーーーーっ!なんだこれ・・・変更なんか、お願いしてないし、電子申請終わってるし、識別番号持ってるんだけど・・・
何が起こったのか、最初はわかりませんでした(笑)
さすが、政府のシステム・・・(笑)
元々の識別番号で電子申請した、e-taxWEBのメールボックスに鍵マークがつき、結果通知が見れなくなったのでした・・・
なるべくこの使いにくいシステムに触れないようにと、会計ソフトを入れて、電子申請したのに・・・これですよ・・・。
利用者識別番号を取り消すために、仕事の合間に税務署に電話(泣)
まず、確定申告の時期だけは夜20時まで空いているコールセンターに電話。
すると、新たな利用者識別番号を取り消すには、税務署に電話して取り消す・・・とのこと。
そして、翌日の平日昼間、仕事の休憩の合間で税務署に電話し取り消してもらい。
そこから、頃合いを見て(税務署の紐付け取り消し処理が終わってシステムに反映されるだろう4ー5日後)、また夜コールセンターに電話し、再度、過去の識別番号とマイナンバーを紐付けしたのでした。
なんのための電子申請なのか・・・私が失敗したのがいけないのだけど、コールセンターは基本平日にしか空いてないし、チャットボットはたよりないし・・・
周囲にも、「勝手に識別番号出され、税務署に取り消しに行った」人はいます。
国税庁のHPや税務署は「間違って出された・・・」というけれど、ユーザーとしては「勝手に誘導されて、勝手に出されるような仕様になっている」感じで、とても腑に落ちない感じ。
税務署の職員の方も「あーこの番号使えなくなってますねー」とよくある対応のようで・・・。
・・・電子申請を進めたいなら、システムを改善した方が良いでしょう。
私だけでないようなので、もっとユーザーフレンドリーになるといいな、と思いました。
電子申請・・・用意しといた方が良いと思ったもの
私が用意した方が良かったと思ったもの(会計ソフト使用の場合)
- 家電がある人は、家電(ログインにスマホを使うため、初めてならコールセンターにかけながらできる時間帯を選び電子申請した方がベターです)スマホ2台持ちなら、スマホ2台でも良いです
- スマートフォン(マイナポータルアプリを使い、ログイン用として使う)(ICカードリーダライタがある人は、ログイン用のスマホはいらない)
- 電子申請用のPC(macでもできるみたいだけど、会計ソフト等やエクセル等の汎用性も考えると、Windowsが無難かと・・・)
- 利用者識別番号(これまでに申請した人は税務署からハガキ等で通知が届いてるはず。ない人は、前年に申告した時にもらったA4用紙の控に番号が書いてあるはずです)
- 会計ソフトから出力したデータ(.xtxデータ)
- 還付がある人は、振込指定する銀行の口座番号
- メモ用紙(来年迷わないように、コールセンターの方から聞いた手順を書くため)
会計ソフトでない人は、白申告の方は1月から12月までの経費を勘定科目ごとに集計したものと、取引先からもらった源泉徴収票と、その他の収入(売上など)がわかるもの、給与があり年末調整した人は、その源泉徴収票も必要です。
青色申告の方は、複式簿記の帳簿・貸借対照表と損益計算書、取引先からもらった源泉徴収票と、その他の売上がわかるもの・・・があれば入力できるのでは。
あ、減価償却がある人はその資料も用意しないとですね。
・・・色々と入力多い人は、クラウドの会計ソフトの方が楽ですよー。
初めての申告の方は、コールセンターが空いてる時間を確認して一緒に申請した方が良いと思います。
基本は平日だけど、確定申告時期は、日曜日にもコールセンターが空いてる時があります。
マイナンバーでログイン時「スマートフォン」が便利だった
マイナンバーカードでログインは、これまでICカードリーダライターを電気屋さん等で購入(納税するのに、納税者に購入させる手間を使わせる政府とは・・・?と長年の疑問だった)し、それを使ってログインしてました。
ちょっと進歩して良くなったのが、「スマートフォンで読み取り」が使えること。
マイナポータルアプリ画面から使えます。
- デジタル庁「マイナポータルアプリダウンロードQRコードはこちら」
マイナポータルアプリを起動し、アプリにはログインせず、画面下のQRコードをタップ。
赤マルの「読取り」をタップして、PC画面上のQRコードを読み取ります。
そして、e-taxの案内に従い、マイナンバーの利用者証明用パスワード(4桁)を使い、証明が取れ、ログインすることができた!これは便利でした。
進歩したe-tax!・・・少し見直した。
会計ソフトを使っている人は、e-tax WEB一択!
会計ソフトから出力したデータ(.xtxデータ)を出せる人は、
e-taxWEBのサイトで電子申請。今回はうまく行かないところもあったけれど、2回目からはすぐ終わりそうです。
会計ソフトを持ってない人は、確定申告作成コーナーで色々と数字を入力して申請!
確定申告書作成コーナーで数字を色々と入力して電子申請しましょう。
私は以前、自分自身のではなく、会社にてこの方法で電子申請したことあります。
このコーナーの便利なところは「過去のデータを取り込む」で以前のデータを取り込みできるところですね。途中で入力とめて、ダウンロードして、またアップロードすれば、続きから入力することができます。
これは、翌年確定申告分から「数字を変えて使えるデータ」になります。
勘定科目(経費の名前など)が変わってないなら、数字を変えて入力するだけになるので、楽になると思います。
今年、初めて送信したデータは取っておいて、翌年の確定申告にも使えるので大切に保存しておきましょう。
確定申告書会場に行くと、アルバイトや職員の方たちと、いちから画面入力ですが、電子申請で確定申告すると、勘定科目などは過去データから流用できるので、そこは便利だと思います。
待ち時間もないですしね!
コールセンターに確認しながらの電子申請がおすすめ
再度いいますが、コールセンターに電話して、確認しながら電子申請する方が良いと思います。
初めての電子申請の方は、特にです。
私が失敗してしまったので・・・。コールセンターに聞きながらだと、間違って識別番号を出すことはないと思います。
これで、私自身、来年からは・・・確定申告が・・・楽に、なる、はず??です!
還付がある場合、電子だと振り込まれるのはいつ?
実際に電子申請して、還付(戻ってくる税金)がある場合、どの位で振り込まれるかというと、電子申請して不備がなければ、約2週間すぎた位でお金が指定した銀行に振り込まれます。
私の場合は2月15日に電子申請して、3月1日に振込がありました。
皆様の確定申告も、楽になりますように。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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