Amazonプライムオリジナルドラマ「沈黙の艦隊シーズン1」原作ファンの感想
感想はぶらっくうっどが書いてます、よろしくお願いします。
Amazonプライムオリジナルドラマ
Amazonプライム会員になると観れるオリジナルドラマ。
Amazonプライム会員になっている人は多いと思うので、観やすいですね。日本では月額会費が500円程度(令和6年3月)だから続けやすいサブスクです。(アメリカではもっと高いそうです。)
リンク→ Amazonオリジナルドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1」
映画からテレビシリーズへ
ドラマを楽しむ際に、事前準備が必要ないのが嬉しい
結構ややこしい成立をしているんですが、まずは映画があるんですがこれは今回のAmazonプライムのオリジナルドラマ版では、概ね4話あたりまでに相当します。
その4話も映画館で観たそのまんまではなく、結構新しい場面が追加されていたりします。
この構成は日本最大のヒット映画である「鬼滅の刃 無限列車編」が後にTVサイズに再編集された時と同じ構成と考えてください。
正直これはとても有難い仕様です。
TVシリーズになるにしても映画の続きってことになると映画を見返さなくてはなりません。忙しい現代人に映画を復習しろと言われてもしんどいですからね。
それでいて「仕方なく」最初から見た人には映画にプラスアルファあるとなれば観る甲斐もあるというものです。
原作との違い
細かいところを言えばそりゃもう沢山あります。
1番の違いは、原作では早々に姿を消した「スタイガー」の扱いでしょう。
映画およびTV版を見ると、「制服組」のトップみたいな描かれ方ですが、漫画版は「背広組」トップのどちらかというと政治家よりのキャラでした。
おそらく場面を省略するためなんでしょうが、前後の戦闘で行われた要素をあちこち組み合わされたりしています。
それ自体は別に構わないんですが、「名セリフ」めいたものを前後の文脈を無視して唐突にぶっ込んだりするんで台無しにしたりする場面が多くてその辺りは気になります。
また、単に省略するだけでなく、戦闘のディティールを追加したりもしているのがややこしいところ。またオリジナル要素も多いんですがそれが原作の大事な展開をハブってまでやることなのかはなんとも言えません。
原作を暗記するほど読み込んだ勢としては、ヴェラ・ガルフ戦とかをハブられたのはちょっと残念です。
まとめ
色々文句も言ってきましたが、ものすごくリッチな画面でそれこそ本作が連載されていた80年代、90年代には「絶対に」出来なかったクオリティで映像化してくれたことには猛烈に感動しています。
特にアメリカ側の描き方が実に堂に入ったものです。そこは流石のアメリカ資本。ってよく考えたらこれだけアメリカを悪として描いた作品を映像化するんですから相当に太っ腹です。
そしておそらく映画が公開された時点で撮影が済んでいたのは今回の第8話のここまででしょう。
特にこれから「シーウルフ戦」に入るんですが、どこをどういう風に編集するのか若干不安ではありますがそれでも楽しみにせざるを得ません。
これはむしろ原作未読の方の方が楽しめるかもしれません。特に最終回は新しい映画かと思うほど凄かったです。こんなのアマプラ入ってれば見放題なんだからこれはもう観るしかありません!
面白かったー!おすすめ!続きが楽しみ!!