映画『ブゴニア』感想!ランティモス×アスターが描く“美しく不穏な違和感”(Ka)

もしあなたが「少し変わった映画」や「不穏な空気」が好きなら・・・映画『ブゴニア』はきっと、印象深い一本になるかもしれません。
感想は、SF詳しくないのにSF好きな「SF泥棒」・・・漫画・映画ファンのカイミが書いてます。よろしくお願いします!

後半、ネタバレあり感想です。
映画「ブゴニア」こんな人におすすめ
- ホラーっぽい不穏な空気感が好き
- 閉鎖空間でのサスペンスや会話劇が好き
- とにかく、エマ・ストーンが好き❤️
映画「ブゴニア」とは
アカデミー賞4部門を受賞した、私の好きな作品「哀れなるものたち」のヨルゴス・ランティモス監督と、

私はまだ怖くて見れてない映画「へレディタリー/継承」のアリ・アスター監督、

そしてアカデミー賞4部門受賞した映画「パラサイト 半地下の家族」製作チームが、

韓国のカルト映画「地球を守れ!」をリメイクした作品(なんと、この作品は配信しておらず、
TSUTAYA DISCUSでレンタルするしかなさそうです・・・ハードル高いので、リメイクしてくれてありがたい)。

ホラーっぽい不穏な空気感が好き
でもホラーではなくサスペンスなので、怖がりでも安心(笑)
先ほど述べたように、アリ・アスター監督の映画は、怖い怖いと口コミで聞いてるので、それだけで怖くてまだ未見(笑。でもSFホラーや、ゾンビ系のホラーはみる)。
けれど今回は、ヨルゴス・ランティモス監督で、アリ・アスター監督は「製作」の方なので、ちょっと安心して(?)観ることができました。
こんな怖がりな私でも、ホラーっぽい不穏な空気感が楽しめたので、個人的に良かった。
序盤の、じわじわと、危機が、ゆっくりゆっくり、不穏に迫ってくる感じが、好きな漫画「アイアムアヒーロー」の1巻みたいで、楽しめました!
普段の生活をみせるから、極限状態になった時の人の変化が面白いんですよね。
閉鎖空間でのサスペンスや会話劇が好き
話が噛み合わない怖さってあるなと思った
誘拐されてから地下に閉じ込められて、「CEOが宇宙人と思い込んでる」誘拐犯との会話が、当たり前だけど、噛み合わない。
「お前はエイリアンだ」
「違う」
違うといくら言っても、きかない。拘束されてるし、いつ切れ出すかわからない感じの誘拐犯。
会話が噛み合わない恐怖って、じわじわくるんですよね・・・。
CEOミシェルは機転を効かせ、色々な説得を試みるんです。毅然と対応しつつ、恐怖を感じながら説得する姿がリアルで魅入ってしまいました!
この地下で、CEOミシェルを演じるエマ・ストーンと、誘拐犯テディ演じるジェシー・プレモンスが会話で(時には取っ組み合って)ぶつかり合い、そして、想像を超える展開になって、次はどうなる?どうなる?とぐいぐい引き込まれて映画を楽しみました!
誘拐犯テディに寄り添うドンを演じてるエイダン・デルビスってこの映画がデビューなんですね!自然に場面に溶け込んでて、すごく良かったです。
笑って良いのか、どうなのか、迷う感じの笑いも、魅力かも
笑って良いのか、どう判断して良いか、わからない微妙な「笑い」が散りばめられてるのも魅力。
CEOミシェルがやたら、働き方改革で、従業員に「帰っても良いし、残っても良いの、あなた次第」みたいなことをやたらと(何回も・笑。)言うのも、何だか可笑しい・・・。
そんなん言われたら、かえって、帰りにくい・・・(汗)
私の好きな漫画「進撃の巨人」もそういったところがあったのを思い出しました。
あと、「俺たちに色仕掛けは通じない」と誘拐犯が言ったあと、CEOミシェルが「チッ」と小さく舌打ちするのも何か可笑しい・・・
とにかくエマ・ストーンが好き❤️
あんなエマや、そんなエマ・・・いろんなエマ・ストーンを画面いっぱい楽しめる作品
あと・・・とにかくエマ・ストーンが大好き!な人にもおすすめ。あんなエマや、こんなエマ、そんなエマまで!?・・・見れるのはこの映画だけ(???)
働き方改革を目指すCEOミシェル(エマ・ストーン)の1日もじっくり楽しめます。
あのエイリアンみたいな美顔器も良いですよね・・・ブラックジョーク。
「パラサイト半地下の家族」のスタッフが製作されてることもあり、シンプルだけど、リッチで美しい映像・・・
そして誘拐される手前の格闘エマ、さらわれてからの坊主エマ、●問されるエマ、ドレスを着せられてしまうエマ、なんやかんやあっての●まみれエマ・・・そして、そこまでいくんかーい!と、いろんなエマ・ストーンを堪能できます。
私は「ラ・ラ・ランド」や「哀れなるものたち」のエマ・ストーンが大好きなんです。目が大きくて、印象的ですよね。
・・・確かに、あの目の大きさは・・・宇宙人かもしれない???とみまごう大きな瞳・・・

ネタバレ感想!
⚠️注意!!以下、ネタバレ感想です
はい、以下ネタバレ感想です。
最後、日本のコンテンツを楽しんでる我々からすると、割とありきたりな着地点だったかな・・・?と思いましたよね?
CEOエマが、本当にエイリエンだった・・・と。

そうなると、序盤の会話劇が、ちょっとあれれ?とは、なった。
日本のSF短編集にありそうな結末。
私も、夫のぶらっくうっどもそうでした。
ここは、あえて、どっちかわからないようなENDにした方が、面白くなりそうな映画だよなぁ・・・と2人で話したんですよ。

おいらは、最後の地球滅亡シーンから、あの電気ビリビリ拷問に戻って、CEOエマが「ぎゃーー!!」と叫んでるドアップで終わった方がオモロイと思うよ。

私もそう思う!どっちかわからない感じにして、果たして?って想像の余地がある方が、もっとスルメのように楽しめそう。
あえて最後まで、「こうです」って見せかたをしたかったのかも知れませんね。
それは、確かにヨルゴス・ランティモス監督らしさかも知れません。「哀れなるものたち」でも、最後、そこまで描くんだー!と思いましたもの。ただ、「哀れなるものたち」はそれで良かったかなと思うのですが。
おそらく、リメイク元の作品を観てないので何とも言えないのですが、最後は違った描きかたをしてるのではないかな?と思いました。
あえて変えるなら、もっと飛躍か、「わけわからなさ」か「想像の余地」が欲しいかなと思いました!
それでも、面白い作品には、間違い無いですよ!

あとね、人類滅亡のバリエがもっと欲しかったかな・・・

金持ちがプールで遊んでる映像はステレオタイプかな

あれを少なめにして、もっと色々な滅亡パターンが見たかったな・・・

何かに並んでる行列がバタバタ倒れたり、渋滞で色んな方向に車がクラッシュしてたり、

映画撮ってるスタッフとかが倒れたり・・・色んなバリエを想像するのは面白いかも

あとね・・・

まだあるんかーい

うん。最後のエイリアン描写がね、

何で我々より進んでいるであろう文明人を、あのような洞窟みたいな所に住まわせてるのだろうね??

西洋の方達って、SWあたりに影響されるのかしら・・・SWでも、洞窟では無いものね。

日本のSF見てると、違和感はあるかもね。そこは、進みすぎてて、我々が理解できないのかもよ?

むーーーーーーーーん。。。
まとめ
ヨルゴス・ランティモスとエマ・ストーン好きな人は観てね❤️
特にエマ・ストーン好きな人は観てみてください!
「哀れなるものたち」以降、この2人の作品は追い続けると決めた同士の方々、この作品を楽しみましょう!


















